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2018年5月12日土曜日

帰国子女の言語喪失と保持

教育講演会に行ってきました!!(>▽<)ノ

オレンジ校で保育参観してからトーランス校に行ったから15分遅刻で入りました!!( ゜Д゜)


外国語保持教室

海外子女教育振興財団の矢島チームリーダーにより、外国語保持教室の説明がありました(多分)。

毎週土曜日にやっているらしいですが、英語を続けることが大切だそうです。子供は面倒くさがるけれど、高校とか仕事が視野に入ってくる頃になると感謝するそうです。それまで親は嫌われ役ですね。(笑)

ちなみに保持教室は週90分。現地校では毎日8時間とか英語につかっていたので、これだけでは足りません。家でいかに英語を取り入れるかがポイントになるみたいです。


帰国子女の言語喪失

大妻女子大学の服部孝彦教授による説明がありました。とても陽気で楽しい先生でした!!(笑)

言語喪失は自然現象なので、それを保持しようとするのは子も親もストレスになります。実際には英語が脳みそからなくなっているのではなく、引き出せなくなっているだけです。日本語を使う頻度が圧倒的になるので、脳みそ内で英語のところを日本語に乗っ取られる感じです。

英語の4技能を受動技能(Receptive skills:Listening, Reading)と能動技能(Productive skills:Speaking, Writing)に分けていました。能動技能がまずなくなって、それから受動技能がなくなります。でも受動技能をしっかりと保持しておけば、能動技能もすぐに戻せるらしいです。

また、英語のどの部分から忘れていくかも説明しました。
  1. Lexical(語彙)
  2. Morphological(形態)
  3. Syntactic(文法)
  4. Phonological(発音)
最初に語彙が減った時に、子供は「忘れちゃった~Σ(゚д゚lll)」となります。この時にプレッシャーをかけると自分に自信を無くします。まだできているところに注目して、励ますのが良いそうです。

グラフはイメージです

言語喪失のしやすさについて。年が上の方が喪失しにくいそうです。また、英語に熟練している方が喪失しにくいそうです。そして、親の英語能力は関係ないそうです。それよりも、親の態度が重要とのこと。親も一緒に英語に関わる姿勢を見せるといいそうです。子供の選んだ英語の本を一緒に読むとか。距離感も、他人の子供を預かっているくらいに思った方がいいそうです。あまりしつこくなると逆効果ということです。


大妻中野中学校・高等学校

最後に帰国子女受け入れ校である大妻中野中学校・高等学校の水澤孝順主幹が学校の説明をしました。学校の10%が帰国子女からなっていて、英語を活用できるカリキュラムになっています。

Oxford Discoverというテキストを使っています。

現代の社会問題について英語で取り扱う練習もしています。毎週土曜日に無料の英語講座もやっているそうです!!

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